最後に登山動画もありますので、ご覧下さい。
今日は、槍ヶ岳に登ります。目が覚めると雨は上がっていました。天気予報通りでよかった。
横尾山荘に荷物をデポジットして、槍ヶ岳に向かいます。今日は、標高1600m~3180mまでの約1600mの標高差を登ります。
1時間半ほど歩くと、槍沢ロッジに到着しました。ここで、少し休憩します。木々の間から、小さく槍ヶ岳が見えました。まだまだ遠いな~。
槍沢ロッジを出発すると、少しずつ勾配もきつくなり、登山道らしくなってきました。でも、まだ標高は1800mぐらいです。
30分ほど歩くと槍沢ロッジのテント場のババ平に到着しました。ババ平を過ぎると、梓川の沢沿いを歩きます。ここは、まだ紅葉していて、冬支度を始めた木々が山の斜面を色とりどりに染めています。
紅葉を見ながら、沢沿いを2時間半ほど歩くと、少しずつ急登になってきました。さらに1時間、急登を登ると、水場にでました。岩肌を流れる水は、とても冷たくて、飲むと疲れた身体に染み渡ります。
ここから先は、大槍モレーン、殺生カールを通って、槍ヶ岳山荘に向かいます。モレーンには岩石が堆積しているので、落石から身を守るため、ここで、ヘルメットを装着します。
水場を過ぎると、大きな槍の穂先が見えてきました。足元には岩石が堆積してて、しかも急登、思ったように進めないな~。
休みを取りながら、ゆっくりと登っていきます。14:00にようやく槍ヶ岳山荘に到着しました。
しばらく、休憩をして、山荘からの景色を眺めていました。登ってきた登山道もはっきりと見えます。しみじみと「頑張ったな。」とみんなで称え合いました。近くの東側には8月に登った常念岳と常念小屋が見えます。南側には、大喰岳、中岳に行く稜線が見えます。
遠方に目を移すと、八ヶ岳連峰、富士山、南アルプスが見えます。そして、その手前には、一面に雲海が広がっています。
少し休憩をして、山荘の受付を済ませ、荷物を部屋に置くと、いよいよ、槍ヶ岳の核心部の槍の穂先に登ります。登っている人を見ると、これまでに経験したことがないような垂直に切り立った岩壁を登っているように見えるので、緊張が高まります。
まずは比較的緩やかな岩場を登って行き、はしごを登ります。
その後、鉄杭を足がかりに登っていきます。
くさり場を登ると、頂上に繋がる垂直なはしごを2本登ります。20~30分程度で意外とあっけなく登頂できました。
ブログなどにも書いてあったので、予想はしてましたが、頂上は狭い!その狭い頂上に、たくさんの人がいました。頂上からは360度のパノラマの絶景を見ることができます。
しばらく、絶景を楽しんで、頂上の祠で写真を撮ったら、下山しました。槍ヶ岳山荘に戻って槍ヶ岳をバックに祝杯です。
夕食は、17:00からと早かったのですが、お腹が空いていたので、ちょうど良かったです。
3Dマップです。
ルートマップと標高図です。