山歩き・登山の用具にはさまざまな種類やタイプがあります。例えばシューズひとつとってみても、低山ハイク用、岩稜帯用、縦走用、雪山用など目的に応じた分類があり、素材・デザイン・機能性の特徴など、いくつもの商品がラインナップされています。

登山は、明確にルールが決まっているわけではなく、だれにでもできるスポーツで す。とは言え、道迷いや滑落などの遭難の危険性もはらんでします。このため、登山で最も重要なのは、安全に下山することです。安全に下山するためには、できるだけ、危険に対するリスクを減らすことが重要で、そのための装備を揃えておくことも重要な要素の一つです。

装備は、登山の形態によっても異なります。ここでは、大きく分けて、日帰り登山(雪山を除く)、テント泊登山、雪山登山の3つの形態について、説明します。

 

基本装備
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ベースレイヤー、ミッドレイヤー、アウターウェア ベースレイヤーは、メリノウールやポリエステルなどの汗を外に逃がしてくれる素材のものが良いです。ミッドレイヤーは暑い時期は不要です。寒い時期は、ダウンなどの保温性が高いものが良いです。アウターは、防風、防寒、撥水効果があるものが良いです。
パンツ、スカート、タイツ パンツは、動きやすく、撥水効果があるものが良いです。タイツは、CX-Wなどのサポーター機能があるものが良いです。
登山靴、靴下 登山靴は、登山の行き先の状況(岩稜帯、砂地、積雪など)、荷物の重量等によって、選択します。なお、沢などを通ることも多いため、GORE-TEXなどの防水透湿のものが良いです。
雨具 GORE-TEXなどの防水透湿素材のものが良いです。夏場の雨の時などは、雨具の中は、汗で蒸れるので、外部に汗を放出する必要があります。
登山用ザック・ザックカバー 荷物の量によって適切な容量のザックを選択します。日帰り登山であれば、30L程度、テント泊の場合は、50L程度が必要となります。
地図・コンパス(スマホの登山用地図) 低山登山でも基本的に地図とコンパスは必要です。私は、雪山以外は、ナビ機能のあるスマホの地図アプリを使用しています。この場合は電池切れや故障を想定して、予備バッテリーと予備のGPSが使えればいいので、昔使用していたスマホ(simなし)を持っていきます。
ファーストエイドキット ねん挫などの怪我のために、テーピングテープ、エアーサロンパス、切り傷などの怪我のために、滅菌ガーゼ、包帯、バンドエイド、消毒液、アルコール脱脂綿、ピンセット、ハサミ、風邪や腹痛のために、胃腸薬、風邪薬などを持って行く方がよいと思います。
食料(行動食、非常食を含む) 登山中は、エネルギーを消費するため、行動食としては、高カロリーなバナナ、チョコレート、ドライフルーツ、ナッツ、羊羹などの食料やエネルギー補給用のゼリー、カロリーメイトなどが有効です。
非常食は、通常、使用しないため、軽量で日持ちがするものが良いと思います。アルファ米、フリーズドライなどが良いと思います。
飲料 スポーツドリンクや水が適していますが、水ばかり飲んでいると、低ナトリウム血症になり、体液中のナトリウムバランスが崩れ、筋痙攣やこむら返りを起こしてしまいます。このため、スポーツドリンクを同量の水で薄めたものがおすすめです。
ヘッドランプ 登山で夜明け前に出発する時や道迷い等で下山が遅くなった場合に使用します。暗い中で行動をすると、転倒や滑落などさらなる遭難の危険性が出てきます。
携帯電話、予備電池 携帯電話は緊急時の連絡手段として有効です。最近は、山中でも比較的電波が届きます。
途中で携帯電話の電池がなくなることも想定されますので、予備電池は必ず持参しましょう。
アイゼン(積雪、残雪期のみ) 冬は、低山でも雪が積もります。積雪の状況に応じて、チェースパイク又は軽アイゼン(4、6、8本爪)やアイゼン(10、12本爪)が必要になります。

 

日帰り登山であると便利な装備

日帰り登山で、基本装備に加えて、あると便利な装備を紹介します。

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クッカー、コッヘル 山で料理を作って食べる場合に使用します。
ナイフ、はし、スプーン、フォーク ナイフは調理で、材料を切ったりするときに使用します。Opinelのナイフが安くて、軽量で使いやすいです。はしは、半分のサイズになる収納式、スプーン、フォークは、軽量なチタン製を使用しています。
バーナー、ボンベ 固形燃料やアルコールを使用したものもありますが、一般には、ガス式のバーナーを使用している方が多いです。
冬は、特に暖かいものを食べたり、コーヒーのお湯を沸かしたりするのに使用します。
グローブ 岩稜帯やくさり場では、3点支持で登らないといけない場合があるので、怪我の防止や滑り止めとしてあると便利です。
ゲイター 小石や雨が靴の中に浸入や雨天、積雪時の登山靴へ水や雪の浸入を防ぎます。
トレッキングポール 登り時の足への負荷を軽減したり、下山時の体のバランスを取るために使用します。
サングラス 雪渓を歩くときの照り返しや高山での紫外線から目を守ります。
ロープ、ハーネス、カラビナ もしもの時の救助用に持参します。
ツエルト 怪我をしたり、道迷いなどで、野営が必要となった場合に使用します。
インシュロック 応急の補修用にあると便利です。